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サモンナイト5 サモンナイト5 ID+ゲーム名所持金MAX メダル 釣りポイントMAX アクセサリー全開 アイテム全開 EXP MAX MP 200 ギャラリーイラスト全開 全キャラ好感度MAX 夜会話に全キャラ出現 ボーナス ID+ゲーム名 _S NPJH-50696 _G SUMMON NIGHT 5 所持金MAX _C0 Money Max _L 0x2023F630 0x0098967F メダル _C0 MEDAL _L 0x0023F634 0x00000064 釣りポイントMAX _C0 fishing Point MAX _L 0x20244524 0x0098967F アクセサリー全開 _C0 Accessory All _L 0x8023F63E 0x000F0002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F67E 0x00070002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F69E 0x00040002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F6B2 0x001C0002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F726 0x00030002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F73E 0x00060002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F75A 0x000B0002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F78A 0x00090002 _L 0x10006363 0x00000000 アイテム全開 _C0 Item All _L 0x8023F83E 0x00230002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F906 0x00160002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F97E 0x00160002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023F9F2 0x000C0002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023FA4A 0x000C0002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023FA92 0x00090002 _L 0x10006363 0x00000000 _L 0x8023FABE 0x00050002 _L 0x10006363 0x00000000 EXP MAX _C0 EXP MAX ALL _L 0x40277428 0x00zz0261 _L 0x0098967F 0x00000000 zz=人数分 MP 200 _C0 MP 200 ALL _L 0x80277470 0xzzzz0984 _L 0x000000C8 0x00000000 zzzz=人数分 ギャラリーイラスト全開 _C0 Gallery Illust ALL _L 0x80244E10 0x00150001 _L 0x000000FF 0x00000000 全キャラ好感度MAX _C0 Charactor ALL Feel _L 0x80244D42 0x000D0002 _L 0x00000021 0x00000000 夜会話に全キャラ出現 _C0 Night Talk Charactor ALL _L 0x102AD074 0x00003FFF ボーナス _C0 BONUS _L 0x00BF17B8 0x000000FF _L 0x00BF178C 0x000000FF _L 0x00BF1790 0x000000FF _L 0x00BF1794 0x000000FF _L 0x00BF1798 0x000000FF _L 0x00BF179C 0x000000FF 【PSP】サモンナイト3 改造コード
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…からたちの花が咲いたよ 白い白い花が咲いたよ… 「あら、久しぶりに聞くわね。その曲」 カクテルバー「Angel」水銀燈の行きつけのバーであり、めぐが経営している店でもある。 ちなみに現在、午後2時42分。真っ昼間であるから、当然バーは閉まっている。 この時間にこの店に入れるのはめぐと水銀燈だけだ。 「うん、こうしてお昼に会うのは久しぶりだから…何となく懐かしい気分になっちゃって」 と言って笑うめぐ。その笑顔は心からの笑顔だった。 「で、どうする?まだバーを開けるまでには時間があるけど…」 「そうねぇ、せっかくのオフだしぃ…そうだ、久しぶりにディスクユニオン行くぅ?」 と、水銀燈はこの後の予定を提案してみる。 ディスクユニオンに二人で初めて行ったのは、めぐが全快して退院した頃。 そこで、めぐもまた、ロックの虜になったのだ。 今では知る人ぞ知るロックカクテルバー(ロックコスプレバー)のオーナーである。 「ディスクユニオンかぁ…懐かしいわね。行きましょうか?」 「じゃぁ、レッツゴォー!」 珍しく水銀燈ははしゃぎ(めぐの前では結構こんな感じ)、めぐはハンドバックを持つ。 そして、二人で出かけていった。 どうか、二人の今後に幸多からんことを… っと、カッコつけて言ってみたが…そんな心配はなさそうだ。 二人は幸せなのだから… 一方そのころ… 「…久しぶりの日本ですね…」 成田空港、そこに降り立った乙女が一人。 白いドレスのような服に身を包み、その姿は見る者を引きつける美しさを持っていた。 右目に薔薇の飾りが付いた眼帯をしている。 それすら彼女にとっては神秘性を強めるエッセンスにしかならなかった。それほど美しい乙女。 「…久しぶりに、お父様とばらしぃーちゃんに会えますわ…」 「あと、お会いしたかった方にも会えますしね」 と言って彼女はポケットから写真を取り出す。 そこにはライブステージの上でギターを弾く乙女の姿が映っていた。 白いドレスの彼女とは真逆の、黒い逆十字の刻まれたドレスを着ている。 水銀燈である。 「あぁ、待っててくださいね…お父様、ばらしぃーちゃん…それに、お姉様」 そして少女は荷物…棺桶型ギターケースを持つと、楽しげに歌いながら歩き出した。 ちなみにその歌は… 「♪Rape me, rape me my friend Rape me, rape me again…」 NirvanaのRape Meだった。 そして、彼女の登場でロックバンドRozen Maidenは更なる進化を遂げる。 (5)へ戻る/長編SS保管庫へ
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詰め:ダウンロード12 2008年10月1日配信開始 :サンダー・ブレイクでマリシャス・エッジを捨てて老魔術師を1体破壊 :精神操作で老魔術師を奪い、反転召喚して効果で残りの老魔術師を破壊 :仕込みマシンガンを発動、相手がゴーズを特殊召喚してくる :聖なる魔術師を反転召喚、効果で精神操作を手札に加えて発動、ゴーズを奪う :魔族召喚師を召喚、 二重召喚で再度召喚する :二重魔法でビックバン・シュートを捨てて受け継がれる力を発動、ゴーズを墓地に送って魔族召喚師の攻撃力UP :昼夜の大火事を発動、強引な番兵を発動してクリボーをデッキに戻す :魔族召喚師の効果で相手墓地からゴーズ特殊召喚、ゴーズと魔族召喚師でダイレクトアタック
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このページはこちらに移転しました (無題)7スレ808 作詞/7スレ808 作曲/旧次スレ案内所1スレ330 しきりに叩いているドア もうすぐモグラがこんにちは あまりの力に割れる腹筋 体感時間は倍以上 流れる水の音 不意に気を緩めた俺のmiss ひょっこり出てきた親父とともに おれのアナルからビックバン 音源 無題(7スレ808).mp3 無題(7スレ808アカペラ).mp3はただいま管理人の手元にありません。持っている方くださいな。 ※修正 無題(7スレ808) 作詞/7スレ808 作曲/避難所330 → (無題)7スレ808 作詞/7スレ808 作曲/旧次スレ案内所1スレ330 (このページは旧wikiから転載されました)
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「You Know?」金糸雀ファイル~The Truth Story~のテーマ ※クリックで演奏開始 Music ピコピコ 氏 その頃、釧山と桜田の色紙にサインをしながら真紅は釧山の質問に答えていた。 「いきなり催涙スプレーをかけられたので顔とかは覚えていないのだわ」 「襲われる前から不振な人や電話など心当たりはどーですか?」 「追っかけと呼ばれるファンや卑猥な言葉を書いた手紙とかはあるけど、 そんなのは毎日のことよ、気にしていられないのだわ、あっ、サインの 名前は釧山さんでよろしいですか?」 「いや、このサインには塚本って書いて、こっちの色紙には私の名前で 釧山とおねがいします」 釧山が2枚目の色紙を真紅に渡していると無線でマンションの管理人室 にいる桜田から連絡が入る。 どうやらこのマンションにある全ての防犯カメラの映像がそろったようだ。 釧山は真紅の部屋に集まっているローゼンのメンバーに何か思い出したら 携帯をならしてくれと言い残し管理人室に向かった。 「釧山さんもしっかり自分の分のサインしてもらったみたいですね」 「うるせぇなコノヤロー、でもあの真紅って娘、ありゃ変わってるな、 オレの紅茶の飲み方が変だとかイチャモンつけてきやがったぞ バカヤローがぁ」 「彼女は紅茶にうるさいって有名ですからね、釧山さんが変な飲み方 したんじゃないですか?」 「オレぁ、ただ砂糖をいつものように入れただけだよ」 「いつもって?」 「スプーン6杯だよ」 「そりゃ変ですよ、糖尿になりますよ釧山さん!」 「てめぇにまでゴタゴタ言われたかねぇよバカヤロー。で、カメラの 映像はどーなんだよ、何か解ったか?」 桜田の頭をペシッと叩きながら4台のモニターに映っている映像から説明を受ける。 その説明によると、どうやら昨夜、雛苺を襲った男は雛苺と真紅が帰って くる3分前にマンションの横に車を停め、オートロック式のマンション入り 口の暗証番号を間違いもせずに押すとエレベーターに乗り込み雛苺と真紅 の部屋がある5階で降りたのが解った。 「おい、桜田ぁ、このマンションの暗証番号って何桁だよ?」 「えぇ~っと6桁ですね」 「それを間違いもせずに押すって、やっぱりかなりの下準備をしていた んだぜヤツ等はよぉ。それに雛苺と真紅が帰ってくる3分前ってのも 凄ぇな」 「そうですね、まるで帰ってくる時間を知っているみたいですね?」 「バカヤロー、知っていたんだよ。雛苺と真紅が乗ったタクシーを付けて いたんだろぉ?それでマンション近くで追い越して、先に着くんだよ」 あっ、そうか、確か昨夜もそれと同じことがあった。水銀燈と薔薇水晶が 乗ったフェラーリに追い越されて・・・。 そう思った桜田は釧山の顔を驚きの表情で見る。 「なんてぇーツラしてんだバカヤロー、早くタクシー会社に当たって雛苺と 真紅を乗せたタクシーを捜せよ、その運ちゃんが目撃者だぞバカヤロー」 「解りましたぁ」 「おい、ちょっと待て、6桁の暗証番号だかな。アレを押しているのを写真か なにかで撮るとしたら、あの公園が最適かぁ?」 管理人室を飛び出ようとした桜田をとめると、釧山は部屋の窓を開けてマン ションの斜め向かいに位置する木々がたくさん植えられている公園を見る。 「そのようですね」 「おい桜田、ちょっと来い」 そう言うと釧山は警備のために配置した警官を暗証番号を押す入り口前に 立たせると桜田を連れて公園に入り、盗撮に最適な場所を探す。 「釧山さん、ここからだと少し手元が見えませんね、もっと横からっすかね」 「あぁ、この位置だと見えねぇな、しかしこれ以上だと林の中に入るな」 そう言いながら釧山は芝生を跨ぎ、ちょっとした林の中に足を踏み入れる。 そこは東京の中でも珍しく雑草などが生い茂っている。その中に最近できた ばかりの人が入った跡が残っていた。それをたどる釧山の目にある物が写った。 それは小さな布切れと毛糸らしきほつれた繊維であった。 それらを注意深く拾う釧山に桜田は声をかける。 「どうしたんですか釧山さん」 「おい、これを鑑識に回せ」 「ん、なんだか麻袋のキレはしみたいですね、こっちは毛糸みたいだ」 「これから暑くなろーって時期に毛糸のセーターってのもオカシイだろ? それにここから、こうして腹ばいになって見るとだな、よーく見えるん だよ、あの暗証番号を打つ手先がなぁ」 そういいながら釧山は地面に伏せるようにすると木々の間からマンション の入り口先に立たせている警官を見てニヤリと笑いながら鼻をクンクンと かぎながらボソッと呟く。 「臭せぇ、ドス黒い臭いがプンプンするぜぇ、これは久々の大きな事件 になるかもしれねぇぞ桜田ぁ」 その頃、金髪をなびかせながら入国ゲートの列に混じる一人の女性の姿があった。 「観光できました」 ニコッと笑みを浮かべながらパスポートを見せる。そのパスポートの写真を 見比べてからポンッと入国スタンプを押される。 そのパスポートにはコリンヌ・フォッセーと書かれていた。 * 雛苺と真紅が襲われた事件は連日ワイドショーで大きく報道されマスコミが真紅と 雛苺が住むマンションに押しかけてくる。その結果、他のマンションの住人に迷惑が かかると判断した真紅と雛苺は都内のとあるホテルに身を隠すことになった。 うかつに外に出られない真紅と雛苺は時間を持て余している。 「うゅ~、ヒマなのぉ、お外に行きたいの~!」 「ダメよ、雛苺。今マスコミに見つかったら大変な騒ぎになるのだわ」 「でもでもヒーマーなぁーのぉ~!」 「わがままはダメよ、もうすぐ金糸雀が私たちのボディーガードを連れて くるみたいだから行儀よくしてなさい」 「ボディーガード?それってターミネーターみたいな人ぉ?」 「さぁ、知らないわ。金糸雀の知り合いからの紹介だと言ってたわ」 「ふにゅ~?金糸雀の知り合いの知り合い?」 雛苺が首を傾げている頃、金糸雀は世界でも有数の大企業の部屋で矢追氏に コリンヌを紹介されていた。 「こちらがコリンヌ・フォッセーさんです」 「コンニチハ、私は日本を始め7ヶ国語を喋れますので、どうぞ気軽に日本語で 話しかけてください」 「こ、こんにちはかしらぁ、あの~、コリンヌさんは雛苺の事はどこまで知って いるのかしらぁ?」 「全部知っているつもりよ、雛苺さんがミーディアムってこともね。もちろん ローゼンメイデンは個人的に大好きなバンドの一つよ、だから真紅さんが紅茶 が大好きとか蒼星石さんは熱いほうじ茶が好きだとか、金糸雀さんは玉子焼きが 好きなんですよね。ヨロシクね」 ニコッと笑ったコリンヌは手を金糸雀に差し出し、優しく握手する。 その手のひらは皮膚が硬く熟練された職人と握手しているかのように感じられた。 コリンヌの容姿からは予想できない感触に少し驚く金糸雀。 そんな金糸雀を見ながら矢追氏は少し厳しい顔になる。 「私もたかだか一テレビ局のディレクターでしかない、韮澤氏にしてもそうだ。 私たちにできるのはここまでだよ。後はコリンヌさんに任せる、もしもの時 はコリンヌさんの指示に従って欲しい。解るねカナちゃん?」 「解ったかしらぁ~」 矢追氏とコリンヌの気迫に押されるように金糸雀はコクッと肯くとコリンヌと 一緒に部屋を後にし、金糸雀が運転する車で真紅と雛苺がいるホテルへと向かった。 「東京は1年ぶりです、こうして見るとほんとうに東京って街は大きいですね」 「そうかしらぁ?カナはずっと東京にいるから実感は沸かないかしらぁ。コリンヌ さんはどこの人かしらぁ?」 「ワタシはフランス出身よ、フランスのニース生まれです。コートダジュール はとても綺麗な所です、いちど来てください、案内しますよ」 「うわぁ、行ってみたいかしらぁ~。ところでコリンヌさんは何をしている 人かしらぁ?」 「ワタシはある情報を世界中から集めているわ」 「ある情報って何かしらぁ?」 「オーバーテクノロジーよ。世界中に散らばる彼等の足跡から現代では生成不可能な 物質なんかの情報を集めてるのよ」 「彼等って、もしかして宇宙人のことかしら?」 「そうね、人によれば宇宙人と言う人もいれば神と言う人もいるわ、まだ正体は 全く解っていないのが現状ね。でも彼等は確かに存在し、ワタシ達を見ているわ」 そう言いながらコリンヌは車のドアミラーをチラッと見る。 金糸雀が運転するマセラッティクアトロポルテの2台後ろの車を目だけで見ている。 「雛苺さんはイチゴ大福が好きなんですよね?あのお店でお土産に買っていきたいです」 コリンヌは20mほど前にある和菓子屋を笑顔で指差しながらも目はドアミラーに映る車を見ている。 金糸雀がその和菓子屋で停めるとコリンヌは右手をジャケットの内側に入れると銃の グリップを掴むと、その車がスピードを落としマセラッティの横を通り過ぎるのを確認する。 通り過ぎざまに車を運転している男がチラッとコリンヌの姿を確認すると携帯電話を手にした。 やはり付けられていたか!そう思いながらも平穏を装うコリンヌは先に和菓子屋に 入っている金糸雀に続いて笑顔を見せながら和菓子屋に入っていった。 「金糸雀が我々の知らない外国人と一緒にいるのを確認しました、はい、はい、 写真は撮りましたので後ほど確認します。はい、大丈夫です、尾行には気付かれて いないと思います」 そう言うと男は携帯を切り、ハザードランプをつけて車を停め、和菓子屋で イチゴ大福を買っている金糸雀とコリンヌの姿を観察しだした。 金糸雀が苺大福の支払いをしている間中コリンヌは懐に隠してある シグP228をいつでも出せるように軽く指先をグリップに触れている。 そして金糸雀のマセラッティを追い越し、20mほど離れた位置で 停車している黒いセダンを視線の端に留めている。 「買ったから行くかしらぁ」 「そんなに苺大福を買ったの?」 「そーよ、雛苺は前に69個も一人で食べたことかあるかしらぁ」 金糸雀は愛車のマセラッティクアトロポルテのドアを開けながらコリンヌに説明する。 コリンヌは助手席ではなく金糸雀の後ろについて遠目からはただの会話をしている ような軽い笑みを見せた表情で囁く。 「金糸雀さん、あの黒いセダン、ずっとツケてきてるわ」 その言葉に金糸雀はコリンヌの視線の先を見ようと顔を向けようとする。 「ダメよ、そんな露骨に見たら私たちが気付いたのがバレるわ、このまま 気付いていないフリをしてヤリ過ごしましょう」 ―――恐怖。 金糸雀はツケられている現実にゾッとしながらも、この短い時間内に尾行を 察知しながらも何の動揺も見せないコリンヌにも少し怖さを感じる。 笑顔で他愛のない会話をしているようなコリンヌの表情からは想像できない ような冷たい声。そして笑っている目の奥に冷静でいて、どこかでこの トラブルを喜んでいるような輝きを見たからだ。 いつもよりバックミラーを気にしながら運転する金糸雀は赤信号で止まると間に 3台ほど車を挟んで付いてくる黒いセダンをよく見るためにバックミラーを動かす。 ―――ん? セダンに乗っている男がそんな金糸雀のささいな行動に注意を抱く。 ―――しまった、バレたか? コリンヌは後部座席にセカンドバックを置くふりをしながら黒いセダンを見る。 そして一瞬で男達の表情から次の行動を読み取る。 コリンヌは金糸雀の膝に顔をうずめるかのように姿勢を低くすると運転座席を 後ろに移動させるレバーを掴み、そのまま金糸雀ごと座席を後ろに移動させると ハンドルと座席に少しの隙間ができる。 そこに体を滑り込ませるように入り込むと何が起こったのか解らない金糸雀に叫ぶ。 「金糸雀さんはそのまま助手席に移動してください、早く!」 オロオロしながらも言われたとおり小さい体を運転席から助手席に移動した金糸雀を 確認するとコリンヌは眼球をササッと動かすだけでバックミラーとサイドミラーを見る。 ほんの数秒で金糸雀とコリンヌが車の中で変わったのに男達はまだ気付かない。 信号が青に変わるとコリンヌはゆっくり車を発車させると交通の流れと感覚を即座に把握する。 そして交差点で左にウインカーを出す。 黒いセダンもゆっくりと近付き同じように左にウインカーを出すのを見たコリンヌは 左にウインカーを出したままハンドルを大きく右に切るとアクセルを踏み込む。 クラクションを鳴らし、パッシングをしながらマセラッティはタイヤをきしませて トラックと4輪駆動車の間をギリギリの感覚で通り過ぎていく。 左にウインカーを出しながら右に曲がって反対車線を飛ばしていくマセラッティ。 それを見た男は携帯電話を取り出しながら同じように出ようとするが、飛び出してきた マセラッティのために急ブレーキを踏んでスピンして止まっているトラックに 邪魔されていた。 男は「チッ」舌打ちをしながら携帯電話に向かって話す。 「こちらの尾行に気付かれました! どうやら運転はさきほどの外国人 がしているようです」 その報告が入ると薄暗い部屋に置かれた大きなデスクに腕をつきながら 男は受話器に向かって話す。 「しかたない、ミーディアムのことは他の国も気付き始めた。やや強引 に行かざるをえんな…雛苺がいるホテルは解っているんだろうな?」 「はい我々の監視下にあります…拉致りますか?」 その言葉に男はデスクの引き出しから葉巻を取り出し、その香りを堪能 するかのように煙を吸い込みながらニヤリと笑う。 「人気ロックバンドだか知らんが、若い女性が姿をくらますのはよく あることだろう?」 「……了解しました」 * そのころ釧山と桜田は真紅と雛苺をマンションまで乗せたタクシーの 運転手の変わり果てた姿を見ていた。 「死因はなんでしょうかね、釧山さん」 「さぁな?それを調べるためにここに居るんじゃねぇかバカヤロー」 「そうっすね」 真紅と雛苺をマンションまで運んだ運転手は釧山と桜田がくる2時間ほど 前にタクシーの中で死亡しているのが発見されていた。 その死因を探るべく警察病院で調べられていた。 鋭いメスが運転手の腹部に当たると、そのまま腹を開ける。 「ん?これは…ちょっと釧山さんこれ…」 メスを握る手が止まり医師は横で見ている釧山の顔を見る。 そして医師はマスクを外しでむき出しになっている内臓に顔を近づける。 「これ、臭いませんか…」 その言葉に釧山もマスクを外して内臓に顔を近づけると臭いをかぐ。 その異様な行動に桜田は眉をひそめる。 「どーしたんですか?そんな死体の内臓なんかかいで?」 「おい、桜田ぁ、お前もかいでみろよ、何事も経験だバカヤロー!」 いやいやながらも桜田もマスクを外して内臓に顔を近づける。 胸の悪くなるにおいを想像していた桜田はノドの奥からこみ上げてくる ものを想像していたが、あんがいその手の臭いはしなかった。 それどころか、この死体からは微かにどこかで嗅いだことのある臭いがする。 「どーだ解ったか桜田? ちょっとアーモンドみてぇな匂いがする だろ~えぇ」 確かにそう言われるとそれっぽい匂いがする。 「青酸カリだよ! 青酸カリを飲んで死ぬとなぁ、腹ワタからアーモンド みてぇな匂いがすんだよ、勉強になったか桜田ぁ!」 「く、釧山さん。と、言うことは、この運転手は…」 「あぁ、自殺じゃなけりゃぁ、殺されたな…誰かに」 そう言うと釧山は着ていた白衣と手袋の脱ぎながら出口に向かう。 「おい、今から急いでローズンメンデの所に行くぞ!!」 「はい、解りました」 とうとう今回の雛苺誘拐未遂事件の流れの中で殺人という予期せぬ展開に 桜田は釧山がローゼンメイデンの名前を間違えて覚えているのを 指摘することすら忘れていた。 * その頃、雛苺と真紅に金糸雀から電話が入る。 「真紅、早く、早く雛苺を連れてホテルから逃げるかしらぁぁぁ!」 「どうしたの金糸雀、ねぇ何があったの?」 「は、早く逃げ…」――――プッ、ツ―、ツ―。 そのまま金糸雀の電話は途切れてしまった。 (2)へ戻る/短編連作SS保管庫へ/(4)へ続く
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「私たちには、決定的に欠けてるものがあるのだわ…」 頭を抱える真紅。 「翠星石にはよくわからねぇですが、今のままじゃ駄目なのは分かるです」 翠星石もまた、悩んでいた。 「ロックは常に新しくなきゃいけない…か…」 蒼星石はベースを弾きながら、曲を考え…スランプに陥る。 「…このままじゃ、まずいわぁ」 水銀燈のギターソロもいまいち冴えない。 「雛には難しいことは分からないのぉ」 気楽そうに言うものの、バンド内に流れる空気から少し元気がない雛苺。 「う~ん、何か手はないかしら~」 マネージャーとして頭を抱える金糸雀。 「…私に、考えがあるよ」 薔薇水晶は手を挙げた。 「…きらきー姉さん」 そして、彼女は舞い降りる。 ローゼンメイデン、8人目のメンバー。 「はじめまして。お姉様方…」 Rock is DEAD.第二章 Coming soon 長編SS保管庫へ
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Story (1)ID dhi8MN8o0 氏(301st take) Story (2)ID HxiXjASJ0 氏(337th take) 「ジミヘンガール」 Lyrics ID JfyOlLJQ0 氏(305th take) 「二人の電子空間の迷い人」 「イノセントジプシー」 Lyrics E ◆Hv7UDRGGy2 氏 「ビー・ジー・エム オブ エクゼキューター」 Lyrics ID cyzjuoaL0 氏(301st take) 「R.R.S.C」 Lyrics ID L3RR1PEh0 氏(302nd take) 「Dull days」 Lyrics ID VKghQuR40 氏(298th take) 「Dance floor」 Lyrics ID eP6Ivwrh0 氏(296th take) (1) 今年も暑い夏がやってきた。ロックアーティストにとってはそれイコール夏フェスの時期である。 そしてそれはローゼンメイデンも例外ではない。 「やっぱグラスステージは広いわねぇ。今年も暴れるわよぉ」 ステージから客席を見下ろしながら、水銀燈は笑顔を浮かべて言う。 今はまだ開場前で客が一人もいないが、開場になればここに多くのオーディエンスが集まってくるだろう。 「さて、後ろがつかえてるから早めにリハーサルするわよ。いいわね?」 「オッケーですぅ!」 「分かってるわよぉ」 「リハも頑張るのー!」 「こっちは準備できてるよ」 「りょーかい…」 それぞれ真紅に合いの手を返していき、それを真紅が確認するとリハーサルが始まった。 セットリストはライブ定番曲の他に、ノリが良く誰もが盛り上がれる夏フェスに相応しい曲ばかり。 そういう曲はやる方も必然的に体力の消耗が激しくなる。体力のペース配分もここで掴まなければならない。 「すいませーん、そろそろ交代お願いしまーす」 しばらく経ってからスタッフから交代の指示が入り、演奏を中止させた。 時計を見てみるともう終わりの時間だ。 「もうこんな時間。それじゃあ引き渡しましょうか」 真紅がそう言うと皆それぞれ機材を片付け始めた。 空はフェスに相応しい雲一つ無い快晴。最高のライブが出来そうだ、そう心の中で呟いた。 全アーティストのリハーサルが終わるとお客も入ってきて予定通りフェスが始まった。 ローゼンメイデンの出番は昼過ぎであり、それまでは自由な時間帯。 「それにしても暑いわねぇ、少しは雲が出てきてもいいじゃない」 「ラジオだとまだ上がるって言ってるよ。こりゃ倒れるお客さんも沢山出そうだね」 相変わらず晴れているのだが、いかんせん暑い。 まだ午前中だというのに水銀燈の腕時計に付いている温度計は既に30度。 楽屋であるテントは日陰になっているのだがそれでも暑い事に変わりは無い。 皆しばらくウダウダしていたが、水銀燈が他のアーティストと雑談をしに行ったのを皮切りに一旦解散する事になった。 「ばらしー、あなたはどこにも行かないの?」 「…暑くて動きたくない…ここにいる…」 ただ、薔薇水晶は変わらずビニールシートの上で溶けている。その頭には氷袋が置かれていた。 「そう。私もちょっとブラブラしてくるわ」 「ちゃんと時間には戻ってくるかしらー!」 「大丈夫よ、ちゃんと戻ってくるわ」 金糸雀に手を振り、その場を後にする真紅。楽屋テントには溶けている薔薇水晶と金糸雀だけが残された。 「ばらしー、あなた大丈夫なのかしら?」 「大丈夫、大丈夫…ちょっと宇宙からテレパシーが聞こえるけど…」 「…医務室に運んだ方が良いかしら…」 今日のライブがちょっとから大分不安になった金糸雀であった。 時間もあっと言う間に過ぎ、次のバンドが終わったらローゼンメイデンの出番だ。 天気は相変わらず晴れ。この暑さで倒れた客も多数いるようだ。 「相変わらず柿崎めぐwith acoustic bandは上手ねぇ。負けられないわぁ」 「お客さんも盛り上がってるのー」 「いいですかおめーら、ここをもっともっと熱く盛り上げてやるですよ!!」 「オーッ!×5」 翠星石の喝で拳を継ぎ上げて気合を入れるメンバー。 「…おー…」 だが薔薇水晶の気の抜けた掛け声で皆一斉に力が抜けかけた。 「ばらしー! もっとしゃんとするです!」 「…おーっ…」 「微妙にしか変わってないじゃないですか! しっかりするですよ!」 「…ばらしー、あなたこの暑さで頭やられてない?」 「…おーけいおーけい、どんとうお~り~…じゃすとあも~めんと…」 「…これでも飲みなさぁい、ばらしー」 意味不明な英語を言い出した薔薇水晶に水銀燈は栄養ドリンクを差し出した。 「…ん…ありがと銀ちゃん…」 礼を言ってから一気に飲み干す。 それで少し頭が冴えたのか、目付きが少しだけ鋭くなった。 まあ元からぬぼーっとしてるのでパッと見では分からないが。 「どうですかばらしー?」 「ん…元気出た…気がする…」 「…まぁいいです、ライブではしっかりするですよ?」 「らじゃ…」 そんなやり取りをしてる間にライブは終わり、拍手と声援の中柿崎めぐwith acoustic bandがステージ脇にはけて来た。 柿崎めぐwith acoustic bandが撤収してから20分後に機材チェンジが終わり、ついにローゼンメイデンのライブが幕を上げた。 スクリーンにバンド名が紹介されるとオーディエンスが拍手と歓声を上げる。 それが収まる間も無く恒例のオープニングSEが流れ始め、拍手は手拍子へと変化していく。 「皆、準備は良いわね! 行くわよ!」 「オーッ!×6」 円陣を組み、さっき薔薇水晶のせいで失敗した気合入れを再び行う。 今度は全員が息の合った掛け声で全員に気合が入った。 そして円陣をばらすと、まず雛苺がオーディエンスに手を振りながら駆け足でステージへ姿を現した。 同時に歓声が一層高まり、雛苺は飛び跳ねながら手拍子をしてそれをさらに煽っていく。 それから真紅達が続々と現れて各々の楽器を手にしていった。 まず初めに軽く音合わせをしてから真紅が全員に目配せして確認を取っていく。 全員の確認が取れるとSEが止まり、一瞬の静寂が開場を包む。 その静寂を突き破るように水銀燈がギターを掻き鳴らす。 ライブ定番のアッパーチューン、会場のテンションは一気に上がる。 「ひたちなかぁーーーーーッ!!」 それに乗っかるように雛苺の絶叫が響き渡り、全員の演奏がスタートし真紅が歌い始めた。 恒例のスタートダッシュ、手応えはしっかり感じられた。 それから立て続けに4曲やり、一旦MCに入る。 「皆さんこんにちは、ローゼンメイデンです!」 「暑さに負けてジャンクにならないよう、気をつけるのよぉ」 定番のMCを続ける真紅と水銀燈。その脇で、薔薇水晶はペットボトルの水をガバガバ飲んでいた。 (…暑い…) 元々薔薇水晶は暑さに強い方ではない。おまけにこの衣装である。 夏用に半袖で生地も薄い物とは言え、普通のシャツと比べれば大分暑い。 タオルで拭っても拭っても汗が噴出してくる、そしてその分喉が渇く。 そうしてあっと言う間に一本全部飲み干してしまった。 「それじゃあまだまだ行くから、しっかり付いてくるのよ!」 「あ…」 もう一本の水を飲もうとしたところでMCが終わり、即座に翠星石のドラムソロが始まってしまった。 薔薇水晶は水を飲むのを諦め、そのまま演奏へと意識を切り替えた。 (…もう…なるようになっちゃえ…) 暑さで半ばヤケ気味になってきて、心の奥でそんな事をふっと思った。 それからもライブは高いテンションで突っ走っていき、オーディエンスも場の空気も熱くなっていく。 雛苺はステージを駆け回りながら熱唱してるし、水銀燈のギターテクも絶好調。 太陽は相変わらず元気で強烈な光線を浴びせてくる。おまけに風もほとんど無いときたものだ。 演奏の間にチビチビと水を飲むものの、出て行く方のが多い気がしてきた。 「こっから一気に、ラストスパートなのーーっ!!」 雛苺の宣言を聞いて、全ての余力を出しつくさんと会場が一気に盛り上がった。中にはダイブしている客もいる。 あと二曲だ、そう自分に言い聞かせて指を鍵盤上に滑らせる。 ふと雛苺を見ると、ペットボトルの水を頭から浴びていた。 それでサッパリしたのか、さらにテンションを上げてステージ上を駆け回り始めた。 (いいなぁ雛苺…私もしたい…) そう思ったが自分用の水は既に飲み干してしまった。 そもそも、キーボードに囲まれてる自分がそんな事をすればキーボードに水が掛かって壊しかねない。 どっち道出来ない事だ。 そうしてラスト一曲。ここでは曲の終盤にメンバー紹介も兼ねて各自のソロが入っていた。 「ここでメンバー紹介するわ。オンベース、蒼星石!」 まず呼ばれたのは蒼星石で、呼ばれるとそのままステージ前面へ出て行くとスピーカーの上に乗ってソロ演奏を開始する。 そうして次に翠星石のドラムソロが入り、次は水銀燈。 「オンギター、水銀燈!」 呼ばれた水銀燈は前に出てアレンジを加えた早弾きを披露させていく。 その演奏を一旦中断すると、そのままギターを抱え上げて背弾きへと移行させていった。 背弾きのパフォーマンスに会場もさらにヒートアップ。 (凄い銀ちゃん…カッコイイ…!) 意識が半ばボンヤリしてきた中でそんな事を思った薔薇水晶。 それを見て薔薇水晶もテンションが上がっていく。そして次はついに薔薇水晶の番だ。 「オンキーボード、薔薇水晶!」 名前を呼ばれ自分のソロに移行するが、同時に何かのスイッチがONになった。 (私だって…いくよぉ…!) 薔薇水晶のソロになった瞬間、会場から歓声が一気に湧き上がった。 それと同時にメンバーも一瞬目を疑う。 (ば、ばらしー!?) (なっ、ばらしーどうしたの!?) (なんか、なんか凄いのー!) (ばらしーが壊れたですぅ…) (あんなばらしー、見たことないわぁ…!) 何と薔薇水晶は自分のソロに入った途端、キーボードの上によじ登って足で鍵盤を踏んで演奏し出したのだ。 まるで軽快なステップを踏むように鍵盤を踏んで音を鳴らしていく。 それはもう半分演奏と呼べるようなものではないのだが、普段大人しい彼女のこのパフォーマンスで異様な熱気が巻き上がる。 そのままソロの時間が終わるとキーボードから飛び降りて普通に演奏を再開する。 演奏しつつも呆気に取られていたメンバーだったが、薔薇水晶のソロが終わったのをみてハッと我に帰った。 「お、オンボーカル&コーラス、雛苺! そしてギターボーカル、真紅!」 全員分の紹介が終わり、最後に曲のサビを歌って終わりだ。 「今日はありがとう! とっても楽しかったわ!!」 ギターを掻き鳴らしながら真紅がそう言うと、全員が音を鳴らしたまま互い互いにアイコンタクトを取る、 そしてアイコンタクトを取り終えると、全員ジャンプして最後の音を鳴らして締め、ついにローゼンメイデンの舞台が終わった。 「どうもありがとう! 最後まで楽しんでいって下さい!!」 「暑さに負けてジャンクにならないよう、楽しんでいくのよぉ!」 「どうもありがとうなのー!!」 大きな歓声と拍手に包まれつつ、メンバーは手を振りながらステージから姿を消していった。 「お疲れ様ー! 最高のステージだったかしらー!」 ステージ裏に帰ると、金糸雀が満面の笑みで拍手をしながら出迎えてくれた。 みんなスタッフからタオルを受け取り、顔の汗を拭き取っていく。 「暑かったけど最高に気持ち良かったわ! 大成功ね!」 「うん。お客さんも盛り上がってくれたし、最高だったね」 「凄い気持ちよかったのー!」 「それにしても、ばらしーにはビックリしたですぅ。あんな事するなんて思わなかったですよ」 「ほんとねぇ。でもおかげで一気に盛り上がったから、最高だったわぁ。やるじゃなぁいばらしー」 水銀燈は満面の笑みで薔薇水晶の背中をポンと叩いた。 だが、それを受けるとそのまま薔薇水晶はバッターンと床にぶっ倒れてしまった。 「ばっ、ばらしー!?」 「う…うぅ~ん…目が回るぅ…」 慌てて抱え起こしても薔薇水晶の目は完全に回っている。 「う~ん…アイス…ジュース…カキ氷ぃ…」 「た、大変かしら~! 早く医者を呼ぶかしら~!!」 「…あの時からもう暑さで頭でやられてたんだね…」 「普通の状態だったらあんな事出来ないですぅ…」 「…お疲れ様なの~」 そう言って合掌する雛苺。 「雛苺、縁起でもない事するのは止めなさい!」 その後目を覚ましたのは、閉演の花火の音に気付いた時だったとさ。 終われ (2)~ロッキンジャパンフェス風ライブレポ~ GRASS STAGE 15:00 ROZEN MAIDEN 見よ これが真のロックガールだ 暑さがピークに達する時間帯にGRASS STAGEへと現れたのは、ゴシックロリータバンドROZEN MAIDEN。 その可愛らしく華麗な外見とは裏腹に放たれた雛苺(vo)の「ひたちなかぁー!!」という絶叫と共に一曲目「ジミヘンガール」の強烈な水銀燈(gt)のリフでライブがスタート! 一気に会場の熱気を上げるとそのまま「Dull days」「ビージーエム・オブ・エクゼキューター」 「Dance floor」というキラーチューンを立て続けに放出する。MCのあとは真紅(gt vo)の “ここにいるみんなは病気でしょう? 薬がいるんでしょう!? ロックンロールという、危険な薬がさぁ!!” 掛け声と共に定番アッパーチューン「R.R.S.C」がロック依存症のオーディエンスに放たれる。 その曲の後は一変、薔薇水晶(key)のシンセ音と雛苺と真紅のダブルボーカルが特徴のテクノロック 「二人の電子空間の迷い人」へと移り行く。 そして後半は惜しげもなくアッパーチューンを連発し、最後の「イノセントジプシー」のメンバー紹介 では薔薇水晶がキーボードに飛び乗るというサプライズが。最後に見せた薔薇水晶の底力に全てが圧倒された。 その勢いのままライブは終わり、後には心地良い暑さと汗の余韻だけが残っていた。 どこまでもクールでありながら強烈なロックの遺伝子を確実に受け継ぐ彼女達、その全てを見せ付けたステージだった。 (エンジュ) 「ジミヘンガール」 作詞作曲:薔薇水晶 荒んだこの時代に現れた 新たなロックンロールヒーロー ギターを鳴らし 聴く人を痺れさす いかした彼女はジミヘンガール! 「恋人はギターだけ」そう振られた男は数知れず そんな彼女を酔わすのは ロックとギターと そしてそして おおジーザス!ジーザス! ギターの神様 ジミ・ヘンドリックス 歯弾きに背弾きにギター破壊 彼女はジミヘンの生まれ変わり? 黒のゴシック 銀色の髪の毛 いかれた彼女はジミヘンガール! 今日もギターを武器に ステージで暴れるよ ロックベイビーを酔わせるよ つんざくギターで 輝く汗は後光の様 おおジーザス! 君臨されたし ジミ・ヘンドリックス 彼女はまさにロックのマリア ギターで迷える人を救うのさ 奇跡をギターで 今日も起こしてくれ 最高の彼女はジミヘンガール! ジミヘンガール! 「二人の電子空間の迷い人」 作詞作曲:薔薇水晶 左歌詞:真紅パート 中歌詞:二人(サビ)パート 右歌詞:雛苺パート 空を覆うは電子のコスモ ウラノスのリング 耳に流れるはテクノのメロディ ピコピコピコピコ 目に映るのは電子のフィールド ポリゴンの世界 キラキラ光る流星群が降り注ぐ キラキラキラキラ マップはバグで失くしてしまった 目印はヘラヘラ笑う ポリゴントーテムポール 出口はあるの? 頬を撫ぜるはエーテルの風 ヒューヒューと 迫り来るのは電子の洪水 青く塗り潰す 身を包む無機質スライム ネバネバネバネバ それはすぐミクロ粒子へとデリートする キラキラ輝いて サーバーエラーかブロックノイズ 不協和音のテクノサウンド 針が飛んだよう 逃げられないの? フィールドがデリートされてゆく 電子のコスモが ブラックホールへ渦を巻く 私もデリート? 暗い電子空間の迷い人 ヴァーチャル世界 いつ迷い込んだのか分からず 1と0の世界 ライトグリーンがダークネスへ ブラックアウト ボディがポリゴン線画へと変わってゆく 声も出せないで 私が少しずつ消えていく パラパラパラパラ この空間と共に消えていく 電子空間と 私はゲームのキャラクタか? ポリゴン世界の? 脳にヘヴィなバグが起こって理解不能 ガビガビガビガビ いつの間にかゲームオーバー発生 再び私の生まれ変わりが生まれるのでしょう? 無限のループか? マップはバグで失くしてしまった 目印はヘラヘラ笑う ポリゴントーテムポール 出口はあるの? 「イノセントジプシー」 作詞:蒼星石 作曲:水銀燈 編曲:薔薇水晶 愛を求めてさすらう 哀れなジプシー 涙も枯らし 癒しと温もりだけが欲しいだけ 純真な心だけ持って ビルの谷を見上げる 今日も汚れた街をさすらう 彼は悲しいイノセントジプシー 汚物にまみれて愛をGET 道化を演じて愛をGET 嬉しいはずが涙が出てくる 愛を感じて満たされるはずなのに 空しさに溺れそうで ただ温もりが欲しいだけなのに 一人で街をさすらう ジプシーはギルティ? 雨に打たれ 空気と世間の冷たさを知り 温かい服着たシスターの行進を見送ったよ 聖母のビラ知らずに踏みつけた 彼は悲しいイノセントジプシー 汚物にまみれて愛をGET 道化を演じて愛をGET 嬉しいはずが涙が出てくる 愛を感じて満たされるはずなのに 空しさに溺れそうで ただ温もりが欲しいだけなのに 本当の僕を見てくれない 道化を演じるイノセントジプシー 誰にも必要とされてないね 悟った彼はギルティなジプシー 汚物にまみれて闇をGET 道化を演じて病みをGET 愛の代わりに汚れを悟った 愛を感じて満たされるはずが 深い闇に溺れちゃった 温もりだけが欲しかったのに 血糊にまみれて金をGET ナイフを片手に物をGET 愛の代わりに汚れを悟った 金を手に入れ満たされたはずが 乾いた涙だけ出てくる 温もりだけが欲しかったのに 「ビー・ジー・エム オブ エグゼキューター」 作詞:雛苺 作曲:雛苺&薔薇水晶 フロアに響くは 死刑囚の慟哭 それをビー・ジー・エムに 今日も踊るのさ 我等を見守る 血涙流すマリア像 それはマドンナの様 Shall we dance? ここはアルカトラズ 鼻に付くのは カビと埃の混じった臭い 辛気臭さが最高ね 断崖絶壁 地獄のプリズン 冷えたバドワイザーを煽って ダンスの準備しようか フロアに響くは 死刑囚の慟哭 自業自得罪と罰 今日も頂戴 ダンスミュージック ゾクゾクするビー・ジー・エム コンポのスイッチON Shall we dance? 泣いて「助けて」なんて よく言えたよね あなたへ与える最期の恐怖 輪廻転生してきてね 私は正しい 正義の断罪者 あなたとは違う正義の使者 ジャッジメントジャスティス フロアに響くは 死刑囚の慟哭 それをビー・ジー・エムに 今日も踊るのさ ダンスにピッタリな 良い声聞かせて さあてそろそろ行こうか Shall we dance? サイコウノ ロックンロールガ ハジマルゼ! フロアに響くは 死刑囚の慟哭 それをビー・ジー・エムに 今日も踊るのさ 我等を見守る 血涙流すマリア像 それはマドンナの様 Shall we dance? フロアに響くは 死刑囚の慟哭 それをビー・ジー・エムに 明日も踊るのさ ビー・ジー・エムチョイス 次は彼女に決定だ ロッククイーンの声で Shall we dance? 「R.R.S.C」 作詞作曲:蒼星石 編曲:薔薇水晶 体の燃料切れ 心は空虚 冴えない時間だけ過ぎていく 仮面を被って 偽りフェイス 冴えない自分を創ってる もう耐えられない 病気が再発 いつものやつを ハードなドラッグを ロックという名のドラッグを! 今日もここに集まって みんな心を満たすのさ シガラミ全て忘れて 体に注ぎ込め 躍って叫んで心を満たせ ロックが無けりゃ生きていけない ロックンロールシンドロームチルドレン 燃料切れちゃったら 本当ダメだね 君でもそれは埋めれそうに無い 禁断症状 破壊衝動 薬で抑えなきゃダメだね もう耐えられない 病気が進行 キッツイやつを ハードなドラッグを ロックという名のドラッグを 今日も頼むよロックスター 心の穴を埋めてくれ シガラミ全て忘れて 体に注ぎ込め 甘い言葉で魅せてよダーリン 愛の言葉で魅せてよダーリン ロックンロールシンドロームチルドレン いかれてる? 放っといてよ 病気なんだから 薬がいるんだから 今日もここに集まって みんな心を満たすのさ シガラミ全て忘れて 体に注ぎ込め 躍って叫んで心を満たせ ロックが無けりゃ生きていけない ロックンロールシンドロームチルドレン みんなロックンロールシンドロームチルドレン そうさロックンロールシンドロームチルドレン みんなロックンロールシンドロームチルドレン 不治のロックンロールシンドロームチルドレン 「Dull days」 作詞:蒼星石 作曲:蒼星石&薔薇水晶 朝目が覚めて 時計見る AM10時 まだ眠れそう そう思って布団の中へと潜り込む お腹が減って 目を覚ます 冷蔵庫にはガス抜けサイダー 「僕みたいだ…」と呟いてみて不貞寝する やる事なんて忘れちまった 刺激が無いね 退屈さ 生きてるって何なんだろうねえ? Dull days Dull days,Please Please Spicy days 刺激が欲しいよ Dull days Dull days,Please Please Spicy days 刺激が欲しいよ テレビのニュース つまんない ゲームもビデオも 飽き飽きだ ただただ無常に時間だけ過ぎていく 死んでない 生きてもない 僕はどっちつかずな存在だ 生きてるか死んでるのか、ハッキリさせろよ! もしこの世がフィクションなら ゴジラもどこかで暴れてる? 退屈もぶっ壊して欲しいねぇ Dull days Dull days,Please Please Spicy days 刺激が欲しいよ Dull days Dull days,Please Please Spicy days 刺激が欲しいよ いつだったか君は言っていたね 「面白くないのはあなた」と 今更気付いても手遅れさ ケッ! Dull days Dull days,Please Please Spicy days 刺激が欲しいよ Dull days Dull days,Please Please Spicy days 刺激が欲しいよ… 「Dance floor」 作詞:翠星石&雛苺 作曲:翠星石&薔薇水晶 世紀末もとうに過ぎ去って 忘れ去られた大予言 僕らは変わらず生きている ダーティな社会も生きている! たまらんぜ!! 「愛してる」とか「一緒だよ」だとか 手垢ベッタリラブソング それらを聞いて満足してる クレイジーな社会は満足してる! 下らんぜ!! ああもうやってらんないムカムカ溜まるよ 今日も鬱憤晴らすぜ Dance floorで!! ズンチズンズンチ ズンチズンズンチ 地面を揺らせ! ダンダダダダダン ダンダダダダダン 地面を揺らせ! 今夜も迷える子羊がまた一匹 アンタもいっしょに踊ろーぜ Dance floorで!! ズンチズンズンチ ズンチズンズンチ 地球を揺らせ! ダンダダダダダン ダンダダダダダン 地球を揺らせ! チビ時代の自分に言ってやれ オアシスはここだと!! コラボ作品保管庫へ
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ボックンメイジとは、【新・光神話 パルテナの鏡】のキャラクター。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール ボックンメイジ 他言語 Skuttler Mage (英語) 所属 冥府軍 初登場 【新・光神話 パルテナの鏡】 魔法を扱える【ボックン】。ボックンの中でも選りすぐりのエリートがボックンメイジになれるようだ。 作品別 【新・光神話 パルテナの鏡】 4章、10章、18章、20章(全て地上戦)に登場。 普段は適当に移動しているが、【ピット】や【マグナ】を発見すると右手に持っている杖から魔法を放つ。対象が近くにいると火炎の魔法で薙ぎ払い(当たると炎上状態になる)、対象が遠くにいると弱体の魔法を使用して一時的に耐久力の最大値を下げる。どちらにせよ厄介なので、回避や回り込みで上手く避けよう。 マグナを操作している時は、ホンキ度扉の先へは行かずに戦闘を避けるという手もある。 オーラムのコピー体や攻撃細胞は無い。 【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】 3DS版の「フィールドスマッシュ」に敵キャラとして登場。本作では杖から2種類の弱体魔法を放ち、当たったファイターをパワーダウンさせる。遠距離から狙われると照準が出る。 同じく3DS版にフィギュアもある。 関連キャラクター 【ボックン】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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更新日:2020-07-31 23 33 21 (Fri) 状態異常別キャラ一覧 ノックバック 対象を突き飛ばします。 大抵の突進系スキルに付いてる印象。 ※『カノン砲』という盲点に注意w ※性能に大差ないためアイコンのみで勘弁 ロンヴァルド ディラン アンダリオ プリア カール タチェンカ オークavt バズ アルバン ラメライザ ロギオン リッタリア ドワーフavt ザラ パットン ミャルロ ネルル アミメキリン マンモス ハイマンモス モンハナシャコ
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/647.html
Story ID wdmjKcD20 氏(128th take) プレートには「ローゼンメイデン様控室」と書いてある。書いてある。書いてある。 三回確認したから間違いなくこの部屋は「ローゼンメイデン様控室」なのだろう。 息を大きく吸い、ドアに手をかけ、押し開ける。 「朝!それは始まり!朝!それは太陽の祝福!朝!それは金糸雀の象徴! 世界へ羽ばたくローゼンメイデンの親鳥こと金糸雀、ただいま参上かしらー!!」 「金糸雀、お黙りなさい。せっかくの紅茶が不味くなるのだわ」 「よく来たな帰れです」 「今日も金糸雀は頭悪そうなのよ」 な、な、な、なんちゅー言い草かしら! 「な、な、な、なんちゅー言い草かしら!」 「考えが口に出てるよ、金糸雀」 はっ!慌てるな!策士は慌てない!そう、ドイツ軍人のように! 「今日はライブの差し入れを持ってきたかしら!」 「今日も差し入れ持ってきたなの?」 「誰も食わないって言ってるのに毎回毎回……ちっとは学習したらどうです」 うぬぬ、言わせておけば。 しかし!ジャーマネたるもの、いかに拒絶されようともアーチストを全力でサポートしなければならないかしら! 「まぁまぁそう言わずに。一口だけでも食べた方がいいかしら!」 「そんなクソ甘いもの喰えないわよ。まともな卵焼き作って出直しなさぁい」 水銀燈ったら可哀想。この卵焼きの良さが分からないなんて、人生の九割九部九厘九毛九糸九忽損してるかしら。 「水銀燈ったら可哀想」 「人を哀れむ前に自分の舌を悲しんだら?馬鹿舌さぁん」 また口が勝手に動いてしまったかしら!ポルター!?ポルターガイストなのかしら!? 「ってポルターガイストはどうでもいいかしら! この卵焼きに含まれている砂糖蛋白質その他もろもろは多量のエネルギーとなり ライブで消耗される体力もばっちりきっかりしっかり補ってくれるのかしら! さあ食え!馬のように噛み締めろ!鹿のように!」 「ば金糸雀はたまーに叫びだしやがるですヒソヒソ……」 「しかも大抵卵焼き絡みヒソヒソ……」 「好きなものを馬鹿にされたら怒るのは当然なのよヒソヒソ」 「そんなものかなぁヒソヒソ……」 双子と雛苺がなんか言ってるけどよく聞き取れないかしら。 全く、内緒話は人前でしちゃ駄目って習わなかったのかしら。ぷんぷん。 「……かなりー……頂戴……」 ほぁっ!! 「そう言ってくれるのはばらばらだけかしら!しっかり味わって食べてどうぞプリーズ!」 「ありがとう……」 ああ、ようやくカナの努力が認められたかしら……。 「みっちゃん、天国で見てくれてるかしら……?」 「ちょっと蒼星石、みっちゃんさんはまだ生きているのではないのヒソヒソ?」 「生きてるよ、昨日も八百屋さんで会ったしヒソヒソ……」 黄色い黄色い卵焼き……今日のは特に上手く焼けたかしら。 卵は朝一でスーパーから買ってきた新鮮卵、砂糖は沖縄産サトウキビから抽出した砂糖。 水は深海からくみ上げ塩分を抜き、塩はモンゴルの岩塩。 お出汁は昆布鰹節煮干から取り出した日本伝統の出汁。 その完璧な卵焼きは薄桃色の唇の奥に隠された真珠色の歯に触れ……触れ……。 「さっせないかしらあああぁぁぁ!!」 キャッチ!アアアアアアンド!イイイイイッティンンンンング!! 「はふぁ~……」 し、あ、わ、せ……。 「結局この子は何しに来たのよぉヒソヒソ?」 「放っておきなさい、それよりそろそろ時間なのだわヒソヒソ」 「今日は何演奏するのよヒソヒソ?」 「んなもんライブ中に考えればいいですヒソヒソ」 「ほんとこのバンドって無計画だよねヒソヒソ」 「……私の、卵焼き……くすん」 おいひ~……し、あ、わ、せ……。 「っは!?」 気がつけば 誰そ彼過ぎて 誰も居らず 金糸雀、心の一句。 ……。 …………。 ………………。 「ま、またやってしまったかしら……」 でも!カナは!いつか完璧なマネージャー!そう、マネージャーマスターに! なりたいな!ならなくちゃ!絶対なってやるかしら!! ……………………。 ……差し当たって、まずは卵焼きを我慢するところから始めようかしら……。 短編SS保管庫へ